ルーティング、ルーティングテーブルとは??初心者にもわかりやすく解説!!

ネットワーク
スポンサーリンク

sibahuです。
ルーティング、ルーティングテーブルについて初心者でも分かるようにイラストで解説。ルーティングの仕組みから、具体的な見方、確認の方法まで丁寧に解説していきます。

スポンサーリンク

ルーティングとは?

今回は前回の記事でも少し触れていたルーティングについて説明します。また、ルーティングに必要なルーティングテーブルについてもご説明します。

ルーティングとは違うネットワーク同士を繋げることです。

例えば、ここにAのグループとBのグループに一つずつPCがあったとします。この2台のPCを二つのルータを使ってルーティングさせます。

それぞれのアイコンの意味は以下の通りです。スイッチングハブとPCは除いています。

ルータはそれぞれNECのルータであるUNIVERGE IX2015とUNIVERGE IX2105を使用します。

設定内容

それぞれのIPアドレスの割り振りは以下の通りです。もしIPアドレスやサブネットマスク 、デフォルトゲートウェイの意味が分からなければ下の記事を見てみてくださいね。

接続図、ルータ説明

では、実際に繋げていきましょう。まずは一番初めにそれぞれのポートにLANケーブルで接続します。

とは言ったものの、いきなりルータのポートのどこに繋いだらいいか分からないですよね。下の画像にそれぞれのポートの名前を載せています。

まずは、UNIVERGE IX2015です。

次に、UNIVERGE IX2105です。

最初に見せた画像のように接続してみましょう。そして、接続したらpingコマンドを打ってみてください。これではまだ応答しないと思います。

では、何故pingコマンドが通らないのでしょうか?それは題名でもあったルーティングテーブルが作成されていないためです。では、実際にルーティングテーブルを作成してみましょう。

ルーティングテーブルとは?

ルーティングテーブルとは一言でいうと「道しるべ」です。

今の状態ではLANケーブルが繋がっているだけで、PCがルータのどこを通って繋ぎに行ったらいいのかがわかりません。そこでこのPCはここに行ってくださいと指示を書きます。これがルーティングテーブルです。では実際に書いてみましょう。

ルーティングテーブルの見方

基本的な構文として、下の図のような構文を用いてルーティングテーブルを作成します。文を読んだだけでは何のことか分からないと思いますので実際に書きながら理解していきましょう。

全てのルータでこのコマンドが使えるわけではありません。
【使いたいルータの型番】+【コマンドリファレンス】で調べるとそれぞれのルータのコマンドが出てきます。
今回のIX2015、IX2105のコマンドは以下を参考にしてください。
https://www.manuals.nec.co.jp/contents/node/350

Bグループルーティングテーブル

まずは右半分のネットワークから書いてみましょう。

これだけ見てもなんのことかさっぱりですよね。ですがやりたいことはBのPCとAのPCを通信させたいだけです。先ほど説明した基本的な構文と照らし合わせながら一つずつ確認していきましょう。

ip route 172.16.111.0/24 GigaEthernet0.0

ルーティングテーブルを書くときは[ ip route ]と先頭に書きます。次に、自分が接続したいネットワーク(ここでは172.16.111.0/24)を指定してあげます。自分が繋ぎたいネットワークとは直接LANケーブルで繋がっているのでポート名のGigaEthernet0.0と書きます。これで172.16.111.0/24のネットワークはGigaEthernet0.0ポートを通っていきますよ。という意味になります。以下のルーティングテーブルの意味もほぼ同じとなります。

ip route 192.168.10.0/24 GigaEthernet1.0

このルーティングテーブルも同じで、192.168.10.0/24のネットワークとルータのGigaEthernet1ポートは直接繋がっていますのでのでこの記述になります。

ip route 192.168.20.0/24 172.16.111.220

今までとは少し違いますよね。上の2つのルーティングテーブルはルータのポートと直接LANケーブルで接続されていた為、ポートの名前を書いてあげれば良かったのですが、今回はIPアドレスが指定されています。これはどこと繋がっているのでしょうか。

BのPCがAのPCに繋ぎにいくためには必ずFE0/1を通り、次にFE1/0を通らないと通信できません。

BのPC➡︎GE1➡︎GE0➡︎FE0/1➡︎FE1/0➡︎AのPCの順番です。

その為、BのPCからAのPCに通信を行いたい時に、まず通過するのがFE0/1(172.16.111.220)です。
何故、ポート名で指定してあげないかというとB側のルータから見ると一旦ハブを経由してFE0/1に接続します。

つまり、ルータとは直接ポートと接続はされていませんよね。その為、ネットワーク越しで接続する為にIPアドレスを指定してあげます。

ip route default 172.16.111.220

最後にまた変わったものが出てきましたね。先ほどまでに3つのルーティングテーブルを作成していただきましたがこれだけでAのPCに繋がる為の経路は完成しています。ですが、インターネットに繋がる為の経路が完成していません。基本的な構文でもご説明しましたが、この意味としてはルーティングテーブルを作成した以外(例:インターネット)に接続したい時に繋げる先はここですよ。という意味になります。この一文がなければインターネット接続はできません。

「この一文がなければ、ルーティングテーブルに指定した以外の接続を行った場合エラーが起こってしまいます。」

Aグループルーティングテーブル

次にAグループのルータにルーティングテーブルを作成していきます。

このテーブルではインターネットに出て行く経路とPCに繋げる経路、Bのテーブルに接続するための経路を作成します。1つずつ見ていきましょう。

ip route 172.16.111.0/24 FastEthernet0/1.0

BのルーティングテーブルではGigaEthernetを使っていましたが、今回からはFastEthernetになっていますが表記が変わっているだけで意味は同じです。その為、172.16.111.0/24のネットワークとルータのFastEthernet0/1.0ポートは直接繋がっていますのでのでこの記述になります。

ip route 192.168.10.0/24 172.16.111.210

この記述はBのルーティングテーブルでもやりましたよね。その逆のことをやっています。

ゴールであるBのPCにたどり着くためには、GE0を通らなければなりません。

AのPC➡︎FE1/0➡︎FE0/1➡︎GE0➡︎GE1➡︎BのPCの順番です。

GE0はネットワーク越しに接続するので、IPであるGE0(172.16.111.210)を指定してあげます。

ip route 192.168.20.0/24 FastEthernet1/0.0

1つ目のルーティングテーブルと同じです。192.168.20.0/24のネットワークとルータのFastEthernet1/0.0ポートは直接繋がっていますのでのでこの記述になります。

ip route default FastEthernet0/0.0

インターネットに出て行くための経路、つまりハブとはFastEthernet0/0.0が繋がっているのでこのポートを指定してあげます。この経路を書いた事でBグループのPCからもインターネットに出て行く事が可能になります。

ルーティングテーブルの確認

自分が設定したルーティングテーブルの内容を確認するには以下の【show running-config】コマンドを使用します。

ルーティングテーブルの保存

先ほどのコマンドであっていれば設定した内容を保存しましょう。保存のコマンドを実行せずにそのまま再起動をかけてしまって設定できていなかったというミスはよくあります。保存には以下の【write memory】コマンドを使います。

実際に繋がっているか確認してみましょう。BのパソコンからAのパソコンにpingが飛べば成功です。

まとめ

今回はルーティングとルーティングテーブルについて簡単ではありますが解説を行いました。細かい設定など突き詰めるとまだまだありますがそれは別の記事で補足説明します。ルーティングは目に見えないものですのでしっかりと頭でイメージすることが重要になってきます。何度も図を書いたりして理解しましょう。

参考文献

コマンドリファレンス
https://www.manuals.nec.co.jp/contents/node/350

実機演習資料(初級編)~UNIVERGE IX2215~
http://www.express.nec.co.jp/idaten/network/ix/ix2k3k-learning-ver8.10_10.0.pdf

コメント